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日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)

給水塔がある団地の写真を撮っています。

公団明石舞子団地

Posted by UC on  

公団明石舞子団地C地区の給水塔
完成:1967年(昭和42年)
戸数:2,742戸
撮影:2009年3月、2012年8月
Googleマップ

しばらく東京の団地が続いていたので、久しぶりに関西の団地をご紹介いたします。

明石舞子団地内の道路
団地の真ん中を貫くメインストリート、兵庫県道487号線。

この道の西側は明石市、東側は神戸市垂水区。
2つの行政区にまたがった大規模な団地です。

今回ご紹介するのは公団(現UR)の部分だけですが、周囲には兵庫県営や公社の団地、戸建住宅などもあり、一般的には全てあわせて明舞(めいまい)団地と呼ばれています。
明舞“団地”ではありますが、その規模、計画的に配置された小学校や商業施設の構成からしてニュータウンと呼んでも差し支えないと思います。

公団住宅は明石市側のA地区・B地区と、神戸市側のC地区に分かれています。
まずは明石市側から見ていきましょう。


公団明石舞子団地A地区案内板

公団明石舞子団地B地区案内板
上がA地区、下がB地区の案内板。

どちらの地区も公団にしては珍しく、南北軸配置の住棟がある囲み型配置を採用しています。
周囲の公社住宅等は通常の南面並行配置を採用しているので、地形的な制約があったとも思えません。
実験的なものでしょうか。


公団明石舞子団地A地区の給水塔
給水塔は各地区ごとに建っています!

ボックス型給水塔に団地名を書くのは兵庫県内の公団給水塔でよく見られるスタイルですが、ここでは地区ごとに建つ給水塔を区別するため(A)のように地区名も表記されています。
ちなみに団地名の頭に付いた四角形のマークは住宅・都市整備公団時代のシンボルマーク。
消されることなくしぶとく残っています。


公団明石舞子団地A地区給水塔の側面
団地名の書かれていない面は潔くシンプルな縦ライン一本。


公団明石舞子団地B地区の給水塔
B地区の給水塔には当然(B)の表記。
こちらには住都公団マークはありませんでした。


公団明石舞子団地B地区給水塔のアップ
耐震補強の金属部分にもしっかり塗装。職人技が光ります。


公団明石舞子団地B地区の給水塔と住棟
B地区の住棟には当然Bで始まる住棟番号が振られています。


公団明石舞子団地B地区のボックス型住棟
小気味良く並んだB地区のボックス型住棟。

実際に建っているのはボックス型のポイントハウスですが、昭和40年2月時点のマスタープランではスターハウスが並ぶ計画となっていました。
昭和40年前後というのはちょうど公団住宅からスターハウスが姿を消す時期なので、そんなことになったのでしょう。


明舞センタービル
B地区とC地区の間、明舞団地の中央には高層12階建のその名も「明舞センタービル」が建っています。
1・2階が店舗、3階以上が住宅で、住宅としての12階建は兵庫県下初だったとのこと。


明石舞子団地のブロンズ像
中央の広場には立派なブロンズ像がありました。


明石舞子団地の銘板
ブロンズ像の左側には当時の兵庫県知事・金井元彦氏の筆による団地銘板。


明石舞子団地詳細が記載された銘板
右側には団地概要を記した銘板。

公団部分だけではなく県営・公社等も含めた全体の概要のようです。
文字が一部歪んだり無くなったりしているのがちょっと残念。


明舞センター地区工事中
ところが2012年、3年ぶりに訪問したらこのセンター地区の広場で大規模な工事が行われていました。

ブロンズ像や銘板の運命はいかに!?
無くなってしまったらちょっと残念どころの話ではありません。
こういったモニュメンタルなものは大切に扱ってほしいです。


松が丘公園ベンチ
センター地区の北隣は「松が丘公園」という大きな公園。
公園の南側部分にはこんなかわいらしいベンチや…


松が丘公園滑り台
不可思議な造形の滑り台などがあります。


松が丘古墳
公園の真ん中には古墳まであります。しかし、この公園の真価は北側のエリア。


松が丘公園のリアルな動物遊具
そこにいるのは超リアルな動物遊具たち!


松が丘公園のシマウマ遊具
デフォルメを完全に拒否!写実的なシマウマ。


松が丘公園トラ遊具
雄雄しく吼える虎。


松が丘公園のキリン遊具
キリンのまなざしの先にあるのは…


松が丘公園給水塔を見るキリン
もちろん給水塔。

動物遊具といえばかわいらしいモノがほとんどですが、ここの遊具はひたすら写実的。
団地竣工当時の絵はがきにも載っていたので昔からあるようです。
動物遊具好きの方はとにかく必見!!


公団明石舞子団地C地区の案内板
最後に神戸市側のC地区を。


公団明石舞子団地C地区のイルカ遊具
こちらにも動物遊具がありますが、かわいらしくデフォルメされています。これが普通。


公団明石舞子団地C地区のタコ遊具
明石らしく(と言っても神戸市側ですが)タコの遊具もあります。


公団明石舞子団地C地区のタコ遊具と滑り台
滑り台を見つめるタコ。これはこれでシュールな雰囲気。


公団明石舞子団地C地区のボックス型住棟

公団明石舞子団地C地区のボックス型住棟
先ほどの案内図に示されていた通り、C地区はボックス型住棟がとりわけ多く並んでいます。


公団明石舞子団地C地区のセットバック住棟
南北に配置されたC46号棟は、傾斜のついた地形に合わせ階段状になっています。
その背後に見えているのはもちろんC地区の給水塔。


公団明石舞子団地C地区の給水塔と住棟
この給水塔だけ見ると著作権表記の(C)マークみたいですが、もちろんC地区のことです。


公団明石舞子団地と明石海峡大橋
C地区の住棟群と明石海峡大橋。

明石海峡大橋の着工は昭和61年なので明舞団地完成より大分後なのですが、初めからこの風景が生まれることが分かっていたかのような絶妙な配置。
明石海峡大橋は高さ300mある主塔に登れるので、いつかそこからこの明舞団地を見てみたいものです。

【参考リンク】
明石海峡大橋ブリッジワールド:世界最長の吊橋を体験しよう!-JB本四高速-
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2008年10月結党。 以来、世間一般からはもちろんのこと、団地鑑賞界においても給水塔鑑賞界においても傍流に置かれがちな“団地の給水塔”の地位向上を目指し活動している。

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