日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)

給水塔がある団地の写真を撮っています。

大阪府営千鳥橋住宅

Posted by UC on  

大阪府営千鳥橋住宅の給水塔1

完成:1966年(昭和41年)
撮影:2008年9月
大阪府住宅供給公社による紹介ページ
地図

明けましておめでとうございます。
新年最初の更新は、やはり一番好きなとっくり型で。
阪神電車千鳥橋駅から徒歩3分、府営千鳥橋住宅です。

阪神電車千鳥橋駅
駅のホームからもう見えてます。

大阪府営千鳥橋住宅の銘板
こちらが銘板。外枠の色は給水塔とおそろい。

大阪府営千鳥橋住宅の給水塔2

そしてこちらが給水塔。
囲み型配置で作られた中庭の中心にデンと鎮座するこの姿!
たまりませんなあ…。
地図も併せてご覧いただくと分かりやすいかと思います。

大阪府営千鳥橋住宅の給水塔3

よく見ると、くびれ部分でビミョーに色が変わってます。
あえて近似色を選んだ理由が知りたいところです。

大阪府営千鳥橋住宅の南入り住棟

中庭側から見て南側にある住棟。
こういう南入り住棟の北側って良いですよねえ。
ノッペリした感じにグッときます。

さて、この千鳥橋住宅。
もともとはジェーン台風の災害応急国庫補助住宅として昭和25年に作られた木造の団地でした。
千鳥橋に限らず、大阪府は昭和37年まで各地で木造団地の建設をしています。
しかし木造団地は老朽化が早く、大阪府は昭和40年度から木造住宅立替事業に着手したのですが、その第1号がこの千鳥橋住宅だったのです。
「府営住宅50年」(大阪府建築部編著/1997年)によると、第1号ということで前例がなく、和式便器から洋式便器への取替えといったような事ひとつ取ってもなかなか当時の住民には理解してもらえず、担当者はにわか勉強で仕入れた健康や衛生上の知識を引き合いに出してようやく了解を得たそうです。

公団住宅に比べると軽視されがちな気がする公営住宅ですが、そういった先人の労苦と情熱によって作られたんだと知ると、ちょっと見る目も変わってくるのではないでしょうか?
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UC

2008年10月結党。 以来、世間一般からはもちろんのこと、団地鑑賞界においても給水塔鑑賞界においても傍流に置かれがちな“団地の給水塔”の地位向上を目指し活動している。

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